就職活動やお仕事をしているなかで、自分自身の「強み」って何だろう…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。いろいろな自己分析ツールを試したものの、ありきたりな「強み」しか出てこないという時もありますよね。
そんな時に出会ったのが「ストレングスファインダー」。診断を通して、34個の資質が順位づけられたレポートが発行されます。それによって、自分の得意なことから弱い点まで理解できます。
ストレングスファインダーの34資質から分かること
米国Gallup社が提供するオンラインの才能診断です。全世界で2800万人以上(2022年10月現在)が受検されているとのことです。
ストレングスファインダーを受けると、以下4つのグループに分類された資質34個が、自分自身の特性に合わせてランク付けされます。その資質によって、その人自身の在り方や雰囲気が変わります。
よくある自己分析ではタイプ別といった形で一つの資質に分類されることが多いように見受けられますが、ストレングスファインダーでは34個の資質の順位付けのため、3300万通りの結果がでます。パーソナライズされた結果であるため、自分自身をより精度高く・より多面的に捉えるのに向いているでしょう。
実行力:何かを実行したい、成し遂げたい
🌟達成欲 🌟公平性 🌟目標志向 🌟アレンジ 🌟慎重さ
🌟責任感 🌟信念 🌟規律性 🌟回復志向
イメージされる人物像
冷静沈着であり、アイディアを形にして、実践を重ねて物事を成し遂げられる人
影響力:人に影響を与えたい
🌟活発性 🌟競争性 🌟自我 🌟指令性 🌟最上志向
🌟社交性 🌟コミュニケーション 🌟自己確信
イメージされる人物像
声やジェスチャー等のアクションが大きく、周囲を納得させてしまうお話が得意であり、
いわゆる”リーダーシップ”を持っていると感じられる人
人間関係構築力:人との関係を大切にしたい
🌟適応性 🌟共感性 🌟個別化 🌟運命思考
🌟調和性 🌟ポジティブ 🌟成長促進 🌟包含 🌟親密性
イメージされる人物像
他人との間に壁を作らない雰囲気を持ち、一人一人の良さを引き出すことができるため、
チームの平和を生むことができる人
戦略的思考力:情報や状況に対処し分析したい
🌟分析思考 🌟着想 🌟学習欲 🌟原点思考 🌟収集心
🌟戦略性 🌟未来志向 🌟内省
イメージされる人物像
物静かで思慮深そうな雰囲気を醸し出し、情報を集めて次なる一手を考えて、成果をだせる人
ストレングスファインダーには、どのような活用法があるか?
どのグループの資質が多いか少ないかで、自身が思考・行動する際の傾向が分かります。また、それぞれの資質を読み込んでいくことにより、自分自身の癖が明らかになってきます。例えば、未来から起点に物事を考えるタイプなのか、過去の実績をもとに計画立てて行動するタイプなのか等々。普段、無意識にとっている行動の背景が分かります。
また、自分自身の理解だけでなくチームメンバーのストレングスファインダーを知ることで、他者の理解にもつながります。例えば、「同僚Aさんは自分の発言に否定的であり同意が得られないから、自分を信頼してくれていないのではないか。」と思っていたとします。しかし、ストレングスファインダーを共有することで「同僚Aさんは論理的に筋が通っているかが重要。私は、一見関連性がない物事に関係性を見出してアイディアにすることが得意。つまり、Aさんには関連性を論理的に説明できたら納得してもらえるのでは。」と前向きな行動に変わります。ストレングスファインダーを活かすことで、チームビルディングに役立て、相互補完的なチームを作ることができます。
ストレングスファインダーを受けるには?
ストレングスファインダーは有料のサービスとなります。以下2つの方法でアクセスコードを取得することで、受験可能です。
アクセスコードを取得したら、以下の流れで登録・受験をしていきます。
ストレングスファインダーを用いて自己分析をしてみると…
上位の資質は、なんと…..戦略思考力と影響力の二つの資質で占められていました。
そこで、上記2つの分類で私を分析してみようと思います。
🤔戦略的思考力x最上志向x着想の脳内
一言でいえば、
誰も想像しえない”最高の未来像”を描くことが原動力となって、
未来のために考え・行動する人。
未来志向の特性から「ポジティブでワクワクするような未来」を映像で描き、
着想の資質から「一見つながりを見出せない何かと何かを組み合わせ」をし、
最上志向のため「それはベストで極めたもの」でありたいと思います。
周囲から見ると、未来に生きている妄想人と言ってもいいでしょう。未来志向x着想の強力マッチにより、私の頭のなかでは突拍子もないアイディア・世界が広がっています笑。しかし、ビジョンを描きつつもこのような資質を持ち合わせていない方からは、賛同を得られないこともあります。そんな時には、実行力を持つ人に話すことで具現化していく手助けをしてもらっています。そうすることで、自分のアイディアを形にして実現にむけて動くことができます。
私自身、転職支援のキャリアアドバイザーをしている時のエピソードが当てはまるなと実感しました。相談者の方とお話を伺っていると、その方の転職後のハッピーな世界が勝手にどことなく思い浮かんでくるのです。さらに、最上志向から、その人の強みを最高レベルにできる方法や環境も考えてしまうのです。そして、求人をご紹介する際には、条件面・業務内容の説明だけでなく、その方が転職先でどのように活躍されていて充実した生活を送れているのか将来像をお伝えしてしまうのです。もそれにワクワクされる方もいれば、非現実的と感じられる方もいますが…このように、誰かの明るい未来のためにサポートできる仕事、それが無意識ですが私自身の性に合っているのだと腑に落ちました。
😄社交性xコミュニケーションの行動パターン
こちらも一言でいえば、
新しい人と出会い、自分の想いや意見を伝えることができる人。
社交性によって「新たな人と打ち解けていきたい」と出会いを求め、
コミュニケーションの性質から「自分を言葉で表し、人に感動・夢を与えて前に進む」ことに満足感を得るのです。
色んな方との交流を通して、自分の考えを表現することによって周囲と打ち解けることが無意識的にしてしまいます。一般的にイメージされるコミュニケーション能力が決して高いというわけでもないですが、よどみなくスラスラと話し続けることがあります。たとえ話や比喩表現が得意であり、不思議と人の心を動かしてしまうところがあります。さらに、社交性があいまって、新たに出会った人の魅力を感じ取り、その魅力をもとに周りの人同士がつなげていくことに嬉しさを感じます。一人でいるよりも、多くの人との交流を求めて人脈・ネットワーク構築に何気なく取り組みます。
私自身に落とし込めば、土日は基本誰かとの予定を入れて人が集まる場にいくことがあり、そこには多くの確率で初めてそこで会う人がいます。また、電車や飛行機の移動中に隣通しの人と仲良くなることもあります。海外に頻繁に行っていたころには、飛行機の隣席の人と会話が弾んで、飛行機から降りた後にも後日現地でカフェしたり、場合によってはホームステイすることもありましたね笑。コロナ禍で外出などが制限されていた時期は病みました…
ストレングスファインダーを受けてみての感想
ストレングスファインダーを受けてみて、生きやすくなったと感じます。無意識的にしていた考え方や行動の癖の背景が分かり、自分の良い面・悪い面を腹落ちすることができました。悪い面においては、その点を改善しようと負担を感じるというよりも、その面が出てきてしまうシチュエーションをいかにコントロールするかと処世術をに身につけられたように思います。今回は上位5つの資質を分析してみましたが、それだけでも潜在的な自分の側面について理解が深まりました。
ぜひ、みなさんもストレングスファインダーを活用してみて、自分を一度捉え直してみたらいかがでしょうか。
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